「MARS FINDER」導入企業へのインタビュー第三弾は、日本を代表する電機メーカー、日立グループの中核企業、株式会社日立製作所様。ブランド・コミュニケーション本部 デジタルコミュニケーション部 主任の粟倉顧譲さん(以下、粟倉さん)にお話を伺いました。

導入の決め手は、フレキシブルなデザイン設定と多言語対応

粟倉さんの担当部署は、日立グループという大きな組織の中でどのような役割を担っているのでしょう?

 

私が所属する部署は、WebサイトやSNSを通じて、日立グループのさまざまな情報発信を行っています。その中でも私は、インターネット通信に関する基盤の選定や日立グループ全体のWebサイトデザイン統一ルールの策定・運用といった業務を担っています。

そのほかには、日立が注力する社会イノベーション事業を紹介するサイトを運営しています。日立グループのサービスやプロダクトなどを活用したソリューションを通して、お客さまと協創した結果、どのように社会を変化させたのかを取材し、記事にして、Webサイトに掲載したり、SNSを通じて情報発信したりしています。

 

「デザイン統一」というお話がありましたが、「MARS FINDER」は御社側でデザインを自由に変更できます。そういった点も導入のポイントになりましたか?

 

はい、なりました。自社のWebサイトの中に検索結果画面を置くことができ、自由に画面を作ることができるので、当社のように多くのWebサイトを保有している企業は管理しやすいです。

現在、世界に9つの拠点があるのですが、全社をあげてWebサイトの印象統一を進めているところなので、自社でフレキシブルにデザインを調整できるのは助かります。「MARS FINDER」は多言語対応も優れていることも導入のポイントでした。

多言語対応も導入の大きな決め手になりましたか?

導入に際して、他3社のサービスとあらゆる面で比較検討しましたが、多言語対応は一番の決め手だったかもしれません。対応している言語数がどのサービスよりも多かったのですが、例えばタイ語といった言語にも対応しているのはありがたいと思いました。日立にはタイ語のポータルサイトもありますので。

約100万ドキュメントを抱える巨大Webサイト

 

あとは、当社のように検索対象となるページ数が膨大なサイトでの導入実績があったのが「MARS FINDER」だけだったこともあります。他社のサービスだとカスタマイズしないとページ総数規模が追いつかなかったり、サーバー構成に縛りがありました。比較して点数をつけた結果、金額も含め「MARS FINDER」が一番理想的でした。

 

ページ総数はどのくらいあるのでしょうか?

ページ総数はおよそ100万ドキュメントです。アクティブなドメインがおよそ500、そして月間約23万回の検索実行があります。

とても膨大ですね! それだけのドメインのサイト内検索を一気に切り替えるのは大変だったのではないですか?

大変でした。このプロジェクトは部内だけではなく、グループ会社のメンバーやマーズフラッグの担当者など、いろいろな方にご協力いただきました。

具体的には、小規模なサイトに導入する場合は検索結果画面も一つで良いのですが、とにかくサイト数が多いので、検索結果画面だけでもたくさん用意しなければなりませんでした。検索結果画面を作る人、システムを設定する人、htmlを書く人、クロールを確認する人……といった具合に、作業を分担して行いました。

 

サイト規模が大きいからこその苦労もあるのですね。これからさらに増えていくことも想定されているのですか?

はい。でもその点「MARS FINDER」はスケールアップにも柔軟に対応してくださるので安心です。

「MARS FINDER」は型番検索も得意!

 

少し話は変わりますが、今回の導入の一番の目的は、グーグルサーチアプライアンス(Google Search Appliance、GSA)のリプレイスだったと思うのですが、「MARS FINDER」に期待したことはありましたか?

当たり前のことですが、サイトを訪れて検索する人は、日立に対して何かしらアクションしたいという思いを持っているはずなので、ストレスなくお探しのページに送り届けることが大切です。ユーザビリティーの向上は、当然期待した部分でした。

特に、「MARS FINDER」は型番検索が得意なので楽しみでした。型番は、どう単語を区切るかによって検索精度が変わってくるのですが、「MARS FINDER」を導入してからは、適当な型番で検索してもきちんと欲しいページが表示されるので、導入してよかったと思っています。

 

もう一つ。これまでは「もっとこうしたいな」と思っても相談することができないこともあり、もどかしさを抱えていました。でもマーズフラッグなら担当者と直接会話ができました。全てとはいかなくても、当社が希望するロジックを一緒に作り上げてくれるのではないか、細やかな対応がいただけるのではないか、と思っています。

細やかなログで予期せぬユーザーの動向を発見!?

 

今回「MARS FINDER」を導入して、はじめてわかったユーザーの動向はありましたか?

はい、これまではどんなワードで検索されたのかはわかっても、そのワードで表示される検索結果画面のリンクがどれくらい押されたのかということまではわかりませんでした。しかし「MARS FINDER」のログは、検索結果画面からどのURLに遷移したか、というデータまで出してくれます。表示回数とクリックされた回数を見てみると、多くの方がどのURLも押さずに離脱していることがわかりました。タイトルの付け方など、もう少しユーザーのニーズに沿う工夫をしなければという示唆をいただけました。

 

良くも悪くもデザインを統一しているがゆえに、サムネイルが似たり寄ったりになってしまうのです。だからOG画像(SNS等でシェアされたときにタイムラインに表示されるサムネイル画像)を入れてもらうようにして、ページごとに個性を出していくような努力をしなければならないなと思っています。まだこれからですが。

 

MARS FINDER 検索ページ

新たな施策が打てそうですね。導入後、社内外からの評価はいかがですか?

グループ会社からは「よくなった」という声が届いています。やはり一番大きいのはサムネイルです。これまでは文字だけだったので、画像も出るし、キーワードにマーキングもされているので見やすくなったと言ってもらえます。

 サイトオーナーではなく、実際に使う利用者の声は届きづらい部分があるので、エンドユーザーの声を拾う代わりに、ログなどでしっかりとユーザーの動向を探っていかなければと思っています。

 

 

マーズフラッグのサポート体制についてはいかがでしょうか?

今回の導入に関しては、マーズフラッグの担当者が付きっ切りでサポートしてくださったので助かりました。とても細かな要望にも応えてくださいましたし、エラーの原因を探すときも中心になって調べてくださいました。

中でも良かったことですが、レスポンスが早いのもありがたかったですね。とても信頼できましたし、安心してお任せできました。

「MARS FINDER」で企業の信頼性を保持

 

ありがとうございます。それでは最後に、「MARS FINDER」の導入を迷われている企業さんに向けてメッセージをいただけますでしょうか。

「MARS FINDER」は当社のような大規模なサイトでも機敏に動いてくれているところがすごいと思います。サイト内検索サービスが落ちていると、「この企業、大丈夫かな」と思われます。これも、設計がしっかりとなされているんでしょうね、安定稼働してくれているのが何よりも使ってよかった点です。

 

インタビュアー: 橋本 由布子さん

 

日本国内大手の電機メーカーであり、およそ800社を数える日立グループの中核企業。1920年の創業から110年あまりの歴史を有し、現在はこれまで培った制御技術(OT)と情報技術(IT)とを組み合わせて、お客さまや社会の課題解決に貢献する社会イノベーション事業に注力、グローバル展開を見せる。

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