「MARS SCREEN」導入企業へのインタビュー第一弾は、パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社様。メカトロニクス事業部 営業企画総括部 デジタルマーケティング課 課長の中澤剛士さん(以下、中澤さん)にお話を伺いました。

商品数は数万品番。5言語のWebサイトを管理

 

インダストリアルソリューションズ社メカトロニクス事業部はどのような事業を行っているのでしょうか?

インダストリアルソリューションズ社のメカトロニクス事業部はものづくりに強みを持った組織です。リレー、スイッチ、コネクタなどの制御部品・電子デバイスなど、産業市場、車載市場、ICT市場向けの商品を製造してB to Bで販売しています。販売構成は、国内が3割、海外が7割と、海外の比重が高くなっています。

海外の比重がかなり高いのですね。その事業部の中で、中澤さんの部署はどのような役割を担っているのでしょうか?

私の部署の業務は大きく分けて3つあります。1つ目はWebサイト。お客様とのメインの接点となるWebサイトの企画・運営をしています。2つ目はデジタルマーケティング。デジタルで得られるお客様情報、Web行動データを集めて分析し、営業と一緒に開発案件化を進めています。3つ目は、活用するシステムの開発・運営。プロモーションのベースとなるWebサイトの運営、営業活動支援システムの開発からサーバーの運営まで一括で行っています。

業務の幅が広いのですね。それは大変そうです。

最近でいうとデジタルマーケティングのツールを使って営業活動の支援をしています。直接お客様にはお会いするわけではありませんが、お客様との接点を持つところから営業担当者が会う直前までのサポートを担っています。

事業部の中でWebサイトはどのような位置付けなのでしょうか?

ベースとなるのは、リレー、スイッチ、コネクタなどの制御部品・電子デバイスなど商品を紹介するページです。仕様や寸法、商品に関するあらゆる情報をお客様に届けるWebサイトになっています。カタログ情報はもちろん、使い方やアプリケーション、お困りごとを解決するコンテンツと一緒に商品情報を紹介しています。

Webサイトの規模についてお聞きしたいのですが、商品点数はどれぐらいあるのでしょうか?

商品数は数万品番。日本語のほか、英語、アジア英語、中国語、韓国語のサイトも運営しており、ページ数で換算すると1言語が数十万ページほどあります。

「MARS SCREEN」導入の決め手は「あるべき姿の提案」と「多言語対応」

「MARS SCREEN」導入前にはどのような課題がありましたか?

以前は別の検索エンジンを積んでおり、課題は2点ありました。1つ目は、サイト内検索と品番検索が分かれていて、お客様からすると検索しづらい不便な仕様ではないかと感じていました。Web検索と言えば、品番を入力される方もいれば商品名を入力される方もいる。お客様にとって使い勝手の良い仕様にするためには、品番と商品名の両方に対応できる仕様であるべきだと思っていました。

2つ目は、以前使っていた検索エンジンの改修やバージョンアップがされず、私たちのやりたいと思っていることが実現しにくい状況になってきたということでした。そんなタイミングでマーズフラッグさんとご縁がありました。

導入にあたり、他社と比較検討はされたのでしょうか?

検索サービス、SIerによるカスタマイズなど、すべて比較しました。当時、マーズフラッグは導入実績が1位でしたし、密に話を聞いていただけるというご提案をいただいていたので、導入を前向きに検討していました。

提案をしたことがポイントだったのですね。

こういうことをしたい、ではどのように具現化したらいいか、ということを一緒に考えてくれたことが大きかったと思います。私たちが求めていたのは、思想や方向性を共有して一緒に動いてくれるパートナー。当社が要件を決めてそれを開発するだけというスタンスではない部分に魅力を感じました。

最終的に「MARS SCREEN」の導入の決め手になったのはどのような点だったのでしょうか?

「MARS SCREEN」だけでなく、サイト内検索「MARS FINDER」や「おまとめ検索」など、一括提案していただいた点が良かったです。一番良かった点は、当社サイトのあるべき姿を具現化して提案していただいたことです。

「今のサイトはイケてないですよ、こうするべきじゃないですか」と、ハッキリ言ってくれました。業界をリードするサイトを目指したいという意識はありましたし、こうあるべきというものをご提案いただき、私たちはこういう風にしていきたいという考えも聞いていただき、一緒に議論を深めていけたことがよかったです。

先ほど5ヶ国語のサイトを運営されているとおっしゃっていましたが、多言語対応も決め手になったのでしょうか?

もちろんそうです。多言語化は重要です。日本語と英語はできるがそれ以外はできないということだったら、おそらく採用していないと思います。そこも選定のポイントですね。検索エンジンは、多言語化もそうですが説明なしで使うものなので、期待している答えが出てくるのが絶対条件としてあり、その部分に対しての安心感もありました。

導入時だけでなく導入後もサポートを継続

導入が決まってからサービスインまで、大変だったことはありましたか?

今までにないスペック検索なので、どういう風に見せようか、お客様視点に立った時にどのように見えるのか、という事を考えるプロセスで苦労しました。データとして形になっているものや実際に動くものがない環境の中で、「MARS SCREEN」にマッチするデータがない商品をどうするのかはもちろんのこと、どの項目で絞り込んでいくのかなど、お客様の視点で考えるデータの準備が大変でした。

そして、まだシステムに実装しておらず、私たちが期待する内容に本当に仕上がるのかという形が見えない状況の中で検討を進めていくことが本当に大変でしたね。でも、サポートが非常に良かった。仕様の細かい部分まで何回も協議を重ねて、より良いものを導入していきたいという要望、ニーズに応えていただきました。導入後も継続的に相談、協議できる時間を持っていただいているのもとてもありがたいと思っています。

最短ルートで検索結果を表示、運用もシンプルに

導入後、どのような効果がありましたか?

間違った品番に誘導されず、求めている検索結果が確実に表示されるというのが大きな効果ですね。品番や商品名を入力し始めた時の入力補助のサジェスト機能が抜群に良く、そのまま最終的に1品番まで誘導できて、最短ルートの導線が実現できています。おまとめ検索では全体をクロールして、品番ベース、カタログベースなど一覧で表示してくれるのも良かったです。

サイト運営側としてはいかがですか?仕様変更や商品追加の書き換えなど、作業や管理はしやすくなりましたか?

導入後は作業がとてもシンプルになりました。以前はWebサイトの中で個別に複数ヶ所書き換えを行っていましたが、いまは1つのデータベースを変えるとすべてに反映されます。きちんと私たちのデータベースを作っておくことで、時間の短縮になり、属人的な作業にもなりません。抜け漏れもないので安心して運用できます。工数も削減されていますし、スピードもアップしています。ミスが発生してはいけない仕事なので安心感があります。

絞り込み検索結果は稟議資料に使える

比較ページ

先ほど「おまとめ検索」と「サジェスト機能」についてお話しいただきましたが、「スペック検索」について良かった点はありましたか?

スペック検索で言いますと、検索の項目を変えたり消したり並べ替えたり絞り込み検索ができます。複数商品の比較をした後に、検索項目のアレンジや並べ替えができるという点が大きいです。順番を並べ替えた後にPDF化でき、さらにそれをCSVとしても提供できる。どの項目を重視するかはお客様ごとに違いますし、会社内で稟議を回す際に、重視する項目順にアレンジして稟議資料として活用される情報を提供できていると思っています。

ただ、これは実際に絞り込み検索をした後に分かることなので、検索をする前に「こういう使い方ができる」ということをお客様に知っていただくための工夫をしなければいけないと思っています。

マーズフラッグと共に進化を

今後、Webサイトをどのように進化させたいとお考えですか?

最終的にはWebサイトに訪問していただいたお一人ずつに対して仕様が違う、そしてリアルタイムに変わるリアルタイムパーソナライゼーションをやりたいと思っています。お客様のニーズや期待に寄り添った情報提供を目指したいので、お困りごとを解決できるように、求められている情報を半歩先に提案できるようにしていきたいと思っています。お客様情報をお客様のために活用するサービスを実現するために、マーズフラッグと検索エンジンなどを一緒に作っていきながら取り組んでいきたいと思います。

最後に、マーズフラッグに期待することを教えてください。

次の課題は分析です。お客様の検索のアクションに対して、色々な角度から分析ができるようになるプラットフォームのサービスが必要です。分析する機能が我々にとってもまだ弱いと感じているので、マーズフラッグさんにはお客様情報を活用するステージに一緒に取り組んでいっていただきたいと思っています。最近のクラウドサービスはどんどんバージョンアップしていくのが当たり前になっていますので、常にアップデートしていくというところにも期待しています。

「強いデバイスを核としたソリューション」の提供をミッションに2019年4月に発足。工場省人化、車載、情報通信インフラなど、社会要請の大きい領域に重点を置き、社会課題の解決を下支えしている。

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