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WebサイトのDXとは?
Webサイトを「情報提供の場」から「比較検討の場」にステージチェンジ
- 更新 2024.09.04 公開 2021.12.06
「DX」や「DX推進」という言葉を、よく聞くようになりましたね。
当社でも、お客さまから、
「DXって何をすればよいの?」
「そのサービスはDX推進に繋がるの?」
と質問されることが増えてきました。
また、そういったお客さまが抱える課題や要件を伺っていると、DXを、IT化やデジタル化とゴッチャにしてるな、と思うことがあります。
まずは、DXとは何なのかを整理し、その必要性を理解した上でDX化、さらにその先へ、を足元から順にイメージしていくことが近道なのかと思います。
- この記事でお伝えしたいこと
- そもそもDXとは?
- WebサイトのDXとは?
- Webサイトのステージチェンジ
この記事では、そもそものDXとはの話から、Webサイトが担うこととその目的、さらならステージチェンジについて、当社サービスを例に挙げ、分かりやすく解説します。
DXとは?
いまさらですが、「DX」とは何か、説明できますか?
DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略なのですが、経済産業省では、DXについて、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
と、定義しています。
ちょっと難しいですね。
そこで、手段とゴールに分けて、端的に説明すると、
「手段としてIT化やデジタル化を実施し、変革し、ゴールとして企業が強くなる」
というのがDXということになります。
まだ抽象的な言葉だらけなので、いまいちピンと来ないかもしれませんが、大切なことは、IT化やデジタル化はあくまで手段であり、それらにより変革をもたらし企業が強くなることがDXです。最後の、企業が強くなることが一番大切な部分ですね。ですが、そう考えると、企業のDXは、とてもとてもたくさんありそうですね。まずはどこから手を付けるか、考える範囲が広くて大変そうです。
そこで、DXする対象を、まずは、オウンドメディア、その中でも、最近、注力する企業が増えているコーポレートサイトに絞って、具体的に例を挙げて、イメージしてみましょう。
Webサイトの役割
まずは、コーポレートサイトの役割について、今一度、整理しましょう。
1番の目的は、企業を認知してもらうことだと考えられますが、その認知のされかたが大切だ、というご意見をよく聞きます。つまり、コーポレートブランディングになるのですが、当然、よいイメージを持ってもらうことが大前提で、信頼できる企業であることをメッセージアウトしていく必要があります。
次に、企業が取り扱う商品やサービスの認知度を上げることを目的とする企業は多いと思います。ただ、認知度とは不思議なもので、企業名より商品名(サービス名)のほうが認知度が高いことがあります。当社の場合、企業名とサービス名をゴッチャにされることもよくあります。
この2つを基礎とし、企業面では、広報、IR、人材採用、さらに、商品やサービス面では、商品(サービス)紹介、問い合わせや資料請求、申し込みへとゴールが細分化していきます。
つまり、コーポレートサイトでは、情報を発信すること、そして、訪れたユーザに的確に情報を伝えること、さらに、優れたユーザ体験によりブランディングに繋げることが、コーポレートサイトの大きな役割ではないでしょうか。
WebサイトのDXとは?
では、その、コーポレートサイトのDXとは、何があるのでしょう?
先にお話ししましたが、DXを端的に説明すると、
「手段としてIT化やデジタル化を実施し、変革し、ゴールとして企業が強くなる」
ということです。
そもそも、Webサイトはインターネット上のサービス(機能)なので、IT化やデジタル化は実施済みと考えられますが、実は、まだまだ企業が強くなるためのIT化はいろいろあります。CMS(Contents Management System : コンテンツ・マネジメント・システム)を導入し、Webサイトの構築や運用をシステム化して、運用、管理に掛かるヒューマンコストを下げることができます。また、アクセス解析ツールを導入し、Webサイトへのユーザの流入数や経路、さらには、訪問ページを把握し、今後のコンテンツの更新に役立てることができます。また、サイト内検索や商品(サービス)を検索できるツールを導入することで、Webサイト上で迷子になったユーザに、目的となる情報を一足飛びに提供する手段を構築できます。
さて、WebサイトのさらなるIT化の例をいくつか紹介しましたが、では、これらにより、変革が起こり、企業は強くなるのでしょうか?
検索プラットフォームの活用事例
そこで、当社サービスの中でも、最近、お客さまから問い合わせが増えている、「製品検索プラットフォーム MARS SCREEN」を例に説明すると、意外とイメージが湧いたりします。
MARS SCREENは、企業がオウンドメディアとしてのコーポレートサイトに注力する流れに沿ってサービス提供を開始した、コーポレートサイトやブランドサイトに埋もれている商品やコンテンツを露出し、サイト訪問者が求めるものを迅速・的確に見つけられる多彩な検索機能を装備した検索サービスです。
MARS SCREENが導入されたサイトを訪問したユーザは、検索や絞り込みによって、簡単に、確実に、その企業の商品やコンテンツを探すことができます。
この「探す」ことは、例え検索サービスがこのサイトに導入されていなくても、もともと訪問者は常にしている行動なので、DXの流れの中では、探すことのIT化、つまり、手段としてのIT化の一部ですよね。つまり、コーポレートサイトのIT化の1つということになります。DX化とは、ちょっと言いづらいですよね。
Webサイトを「情報提供の場」から「比較検討の場」にステージチェンジ
しかし、MARS SCREENは、商品やコンテンツを検索するためだけに生まれたサービスではないのです。
このサービスは、「検索」し、比較画面で「比較」ができ、訪問者に「検討」する場を提供することを目的としたサービスです。
さらに言うならば、そこから、提案資料や決裁資料に活用できる資料を作成できる、一歩踏み込んだ機能も提供しています。
つまり、手段としてIT化を実施することにより、コーポレートサイトを「情報提供の場」から「比較検討の場」にステージチェンジさせる変革を起こし、競争上の優位性を確立するサービスなのです。
これはDXですね。
おわりに
当社サービスを例として説明しましたが、DXを推進する中で大切なことは、「ゴールが何か」を明確に持つことだと思います。ただ、そのゴールは、抱えている課題を解決することによりたどり着くものであればそれなりにイメージできますが、とくに意識している課題はないけれども現状をよりよくしたいと考える場合は、IT化やデジタル化に活用するサービスやツールから、それらを導入することによりどのような変革が起こるのかを想像してみることも、1つの方法かなと思います。
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