突然ロゴのリニューアルを任された3人の若手たち
ヒミツ会議から始まったプロジェクトの舞台裏に迫る


突然会議に呼ばれた最若手の3人。その会議で役員から告げられたのは、「ロゴのリニューアルを君たちに任せる」ということだった。  

ロゴの制作なんてしたことがない。それどころか、社外に仕事を発注すらしたことのない3人が、それぞれの仕事と両立しながらどのように数々の困難を乗り越えたのか?!その舞台裏に迫る!

登場人物

アリサ・ワン (左) 2018年新卒入社。マーケティング部に所属し、オウンドメディアの運用を担当。

イ・ジェウク (右)2018年新卒入社。サービスプラットフォーム 部に所属し、ウェブアプリケーションの開発を担当。

パク・ガウォン(中) 2019年新卒入社。サービスプラットフォーム部に所属し、エンジニアとしてシステム開発を担当。

いきなりロゴ制作を命じられるというムチャぶり

今日はよろしくお願いします。さっそくお聞きしたいのですが、このプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?

ジェウク:ある日、取締役から、この3人だけ10月31日に秘密会議の予定が書き込まれたんです。

パク:「これ、なんだろう?」ってみんなでずっと話してたんだよね。

ジェウク:会議に参加してみると、取締役が「ロゴをリニューアルするからお前たちに任せる」と言われてビックリしました。

アリサ:うちの会社がサイト内検索でNo.1になって、会社をさらに飛躍させる段階に来たタイミングでロゴを変えたかったらしくて。そこで、国籍が多様な私たちをアサインしたそうなんです。

その場でいきなり言われたんですか?正直どう思いました?

パク:「ロゴの制作とかしたことないのに、こんな新人にやらせていいの?」と思いました。

ジェウク:私は、予算と納期が決まってたから「ほんとにこの予算と納期でできるの?大丈夫かな?」と心配になりました。

アリサ:私は、逆にちょっとほっとしたんだよね。実は1年くらい前にロゴを刷新しようかという話がマーケティング部で上がっていて、もし私一人でそれをやるんだったら大変だなあ~と思ってたから。だから、「この3人でできるんだ!」と思うと、とても心強く感じたの。

 

プロジェクトの話を聞いて、不安に思ったことはどんなことですか?逆に、このプロジェクトに期待したことはありますか?

パク:不安なことが多かったですね。「ロゴ制作をお任せするときに信頼できるデザイナーさんが見つかるか」とか「他社に似たようなロゴがあったらどうしよう」とか。でも、もともと絵を描くことが好きなので、自分の好みをロゴに反映できるのが楽しみでした。

ジェウク:翌年1月15日の役員会に間に合わせなきゃいけなかったので、スケジュールが一番不安でしたね。ロゴの制作を依頼して初校が何日くらいであがってくるのか、修正をお願いしてから修正が反映されるまで何日かかるか、全然わからなかったので。あと、「役員会でリジェクトされたらどうしよう」という心配もありました。

アリサ:私は逆に、「(上層部から)NOは出されないだろうなー」と思ってたよ(笑)。でも、予算と納期の相場観を調べてみたら両方とも全然余裕がないことがわかって、「これはヤバい!」とあせりましたね。

デザインを依頼するなら個人?法人?からスタート

 そんな期待と不安の入り混じるなかで始まったプロジェクトですが、まず何から手をつけたんですか?

ジェウク:ロゴ制作を手がけているデザイン会社をみんなで探しました。

アリサ:なかなか条件にあうところが見つからなくて苦労したよね。

パク:同じオフィスに入居されているデザイナーさんに相談したこともあったんですけど、条件面で少し厳しいと言われて。かといって、クラウドソーシングなどで個人のデザイナーを探すのもなんか違うし。

アリサ:もちろん、個人のデザイナーで優秀な方はたくさんいらっしゃると思います。でも、万が一何かあったときのリスクも考えて、法人(制作会社)に依頼しようという話になりました。

パク:発注先の決め手は、IT企業のロゴを制作した実績があることでした。異なる業界で制作実績があっても、IT業界やウェブ業界で制作実績のあるほうが、私たちとしてもコミュニケーションがとりやすいと思ったので。

ジェウク:納期や予算の条件を満たした企業は2~3社くらいしかなくて、選択の余地はもともとそんなになかったよね。

アリサ:もっと調べれば他の候補が見つかったかもしれないけど、候補のピックアップが終わったのが11月19日だったから時間的に余裕がなくて……。

「MARS WAY」のエッセンスもギュギュッとロゴに詰め込んで

そうなんですね。発注先を探す以外に何かされたことはありますか?

ジェウク:「こういう感じで作ってください」とこちらの要望を伝えるためのリクエストプロポーサル (RP) も、デザイン会社探しと同時並行で作りました。

アリサ:かっこよさそうな文字とか、使ってほしくない色や絵柄を指定したよね。

パク:役員からは、「マーズフラッグのコンセプトを反映してほしい」と言われていました。

ジェウク:当社には、「MARS WAY」という、マーズフラッグの社員はどうあるべきかが示された哲学みたいなものがあるんですよ。

アリサ:「チャレンジ精神を持とう」とか、「失敗しても大丈夫」とか。

ジェウク:あとは、ダイバーシティやチームワーク、スピーディーなど、そういうキーワードもRPに入れました。

 

ロゴ制作をお願いする会社を決めて、初校ができてくるまでどんなやり取りがあったんでしょうか?

ジェウク:11月25日に制作会社の方にオフィスへお越しいただいて、顔合わせを兼ねた打ち合わせをしました。

アリサ:そこで初校の納品から最終納品までのスケジュールをいただいたので、そのスケジュールに沿って進めていった感じですね。

パク:次のミーティングが12月4日だったのですが、それまでにメールベースで条件面をいろいろすり合わせていきました。

ワクワクで待っていた初校に、あえなく撃沈

打ち合わせを経て、実際に初校があがってきてどう感じましたか?

アリサ:5つご提案いただいたんですが、正直、イメージとはちょっと違っていたかな…。

パク:こっちのリクエストをきちんと伝えたつもりだったのですが、「相手の方がわかるようには伝えられてなかったのだ」と反省しました。

ジェウク:こちらが「これは入れないで」とお願いした要素が、なぜか全部入ってたんだよね。

アリサ:逆の意味にとらえられちゃったのかも。

パク:外部の業者の方に、こちらの意図したとおりに作っていただくことがいかに難しいかを痛感したよね。

「伝える」ための最終兵器!折り紙とペイントツール

そこから修正依頼をされたんですよね。先方にはどのようにイメージを伝えたのでしょうか?

ジェウク:修正依頼をする前にみんなで集まって、いろいろシミュレーションしました。

パク:立体感を出したかったので、「どうすればそのニュアンスが伝わるかな」と話し合ったんです。そしたら、 アリサさんがいきなりティッシュペーパーを取り出して折り紙を始めて(笑)。

アリサ:立体感をイメージするには、実際に紙で作ってみるといいんじゃないかと思ったの。ティッシュを折りながら、「こんな感じがいいかな?それとも、こうかな?」って(笑)。

パク:あと、ペイントツールを使って色を一部変えてみたり、線を太くしてみたり。いただいたデザインの基礎は残しつつ、時間をかけて、いろんなパターンを自分たちで作ったんだよね。

ジェウク:実際に修正依頼をするときには、お互いのイメージの齟齬がないように、こちらでシミュレーションして作ったものをお送りしました。

 

そうだったんですね(笑)。その後のやり取りの様子はどんな感じでした?

アリサ:修正依頼をしたときは「わかりました!」と快くお返事をくださったのですが、次に送られてきた提案は、まだ少し修正の余地がありました。

ジェウク:3人とも日本語が母国語じゃないせいか、うまく意図が伝えられていなかったみたいです。日本語って難しい…。

アリサ:なので、次に先方にお送りする修正依頼メールの文章は、みんなでチェックして、なおかつ日本人社員にもちゃんと日本語として通じるかどうかを確認しました。

パク:メールひとつ送るにも、すごく慎重になったよね。 

 

 修正はトータルで何回されたんですか?

ジェウク:3回です。3回を超えると、追加料金がかかるプランだったので。

パク:最後のは納得いく感じではあったよね。納品のタイミングがギリギリだったけど。

アリサ:役員会が1月15日で、3回めの修正案が送られてきたのが1月10日だったから、ほんとギリギリ(苦笑)。

ジェウク:3回目の修正案をいただいた後、料金をお支払いしていったんプロジェクトとしては終了したので、ひとまずほっとしました。

果たして役員会で自分たちのロゴは受け入れられるか⁉

今日はよろしくお願いします。さっそくお聞きしたいのですが、このプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?

ジェウク:ある日、取締役から、この3人だけ10月31日に秘密会議の予定が書き込まれたんです。

パク:「これ、なんだろう?」ってみんなでずっと話してたんだよね。

ジェウク:会議に参加してみると、取締役が「ロゴをリニューアルするからお前たちに任せる」と言われてビックリしました。

アリサ:うちの会社がサイト内検索でNo.1になって、会社をさらに飛躍させる段階に来たタイミングでロゴを変えたかったらしくて。そこで、国籍が多様な私たちをアサインしたそうなんです。

できあがったロゴについて、社員の反応はどうでした?

アリサ:役員会の前に、新しいロゴとその説明用の資料を取締役に見せに行ったんです。そうしたら、「おー!いいじゃなーい!」と言われました。

一同:(爆笑)

ジェウク:役員会には私たちは出てなかったんですけど、取締役が「今、役員会やってるよ」「OK出たよ」とリアルタイムで教えてくれました。

パク:そのあと、MAR SHIPという全社会議で私がプレゼンしたんですけど、緊張しすぎてどんな反応だったか全然覚えてない…。

アリサ:その日リモート(ワーク)の日だったから、私も知りたいなー。

ジェウク:たしか、「おお~」だったような…。

一同:「おお~」(笑)

ジェウク:特に異論は出なかったので、社員にはわりとすんなり受け入れられたような気がしますね。

好意的に受け止めてもらった、と。

パク:…と信じます(笑)。

「こうしたい」を100%伝えることの大変さを実感

プロジェクトを振り返ってみて、大変だったことは何ですか?

ジェウク:本業とバランスを取るのが大変でした。本業の仕事も抱えながら、このプロジェクトを同時並行で進めなければならなかったので。特に、本業のほうで資料づくりをしなきゃいけなかったタイミングと、制作会社にフィードバックするタイミングがかぶっちゃったときは、時間のやりくりに毎日苦労しました。

アリサ:あのときはバタバタしてて大変そうだったよね。

パク:私はデザイン会社さんにこちらのリクエストを正確に伝えることが大変でした。どうしたらわかりやすく視覚的に表現できるのか、ずっと最後まで悩み続けました。

アリサ:パクさんと似てるかもしれないけど、デザインってすごく抽象度が高いので、こちらの意図を正確に伝えて、そのとおりに作ってもらうことが難しかったですね。

パク:たしかに。私は日頃外部の方とやり取りをする機会がほぼないので、意図を伝える以前に、そもそも日本語の使い方が間違っていないかがいつも不安でした。失礼な言い方になっていたら大変だし。

ジェウク:わかる!敬語は難しいからね。

プロジェクトで培った「伝える」スキルを今後に生かしたい

逆に、良かったことは何でしょうか?

パク:デザイン会社を選定しているときに、個人のデザイナーさんとやりとりをしていた時期があって、そのときに相手の方に自分の言いたいことを正確に伝える力がついたかなと思ってます。今はたまに外部の方と連絡を取ることがあるので、そのときの経験が役立ってますね。

アリサ:私は、メンバー同士年齢が近いから、率直に意見を交わし合うことができたのがよかったな。3人でフランクにアイデアをぶつけ合うことで、いいものができたと思う。あと、余談かもしれないけど、別の部署にいる2人と今回一緒に仕事をしてみて、同じタスク管理ツールを使っていても使い方がまったく異なることを知ることができたのが、とても新鮮でした。

ジェウク:何かをデザインしたりアイデアを出したりする仕事に関わる機会は今までなかったので、それが一番心配だったものの、結局はいい経験になりました。またどこかでこういうプロジェクトを任せてもらえることがあれば、今回の経験をぜひ活かしたいと思います。

さまざまな制約がありながらも、なんとか期限内に無事ゴールへとたどり着いた3人。ここで得た経験は、今後の業務にもきっと活きると思います。

これからの彼女たちの活躍にぜひご注目ください

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